臑痣

いいかげんにいいかげん

動機(二)

前回

 単純に好きなことや気になることが増えたからだ。

~略~

つまるところ動機のひとつには

垢とか気にせず、思う存分に考えとかを吐き出したかった

のです。


 と言ったとおり、好きなこと、気になること、吐き出したくなるような想いが増えたのです。それは単純に、吐き出したくなるほどの熱量が(ネガポジ両極において)増えてきた。と捉えて差し支えないかとかと思います。加えて、インプットよりもアウトプットを好むため、徒然と文字にその熱をぶつけてしまいたい。と相成りました。

 

 そんな自分の熱量の元になっているのは”2.5次元ダンスグループ”『アルスマグナ』です。彼らの動画に出会い、動画をマイリスに入れ、実際にライブに足を運び、ファンクラブに入り、地方ライブにも足を運び、CDのリリースイベント(握手会付き)に参加し、ファンの子とアフターやらDVD鑑賞会したり…もともとお家大好き人間の私がアクティブすぎる現状です。恐らく次の次辺りの記事でコロコロと沼への坂道を下る経緯を書くかと思います。

 

 兎にも角にも、このアルスマグナに出会ったことで、行動範囲も視界も思考も広がりました。それは単に未知のジャンルを知るというだけでなく、その界隈特有の世界を通じて一般社会を見つめ直したり、自己の考えを再考察するというような。そんな感覚かもしれません。こういう世界もあるんだな。こういう人達もいるんだな。こういう表現もあるんだな。どれも他の事象で経験出来ないことではありません。映画を見たってそう思えますし、一人旅に出たってそう思うでしょう。問題は「映画を見ようとするか」「一人旅に出ようとするか」という、知り得るまでのスタートラインに立てるかどうか、という点です。

 この点において私はだいぶ消極的でした。先述の通り仕事がなければ自宅警備員に立候補したいほど家が好きなので、家でぐーたらとニコ動見たりゲームしたり料理したりお絵描きしたり…宅充&ソロ充の限りを尽くし、土日に自宅の扉が開くのは再配達依頼の配送業者への対応時のみでした。

 

 そんな私を外に出させ、軽率に地方公演へ参加させるほどの魅力がアルスマグナにはあるんです。

 

 次回以降では公式サイトに出ている情報を再考しながら彼らを解説していこうと思います。